去年、愛知県岡崎市で49歳の男性が殺害され、男2人が強盗殺人の疑いで逮捕された事件で、当時、男の1人が手がけていた会社の経営状態が厳しくなっていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、2人が金に困って事件を起こしたとみて、男性との接点やいきさつを調べています。調べに対し1人は容疑を否認しているということです。
去年11月、愛知県岡崎市日名本町のマンション3階の部屋で、住人の河原薫さん(49)が刃物で刺されて殺害されているのが見つかり、警察は、いずれも岡崎市内に住む土木建築業、鈴木悠太容疑者(37)と、鈴木容疑者のもとで働いていた作業員の林淳一容疑者(40)を河原さんを殺害し車や財布などを奪った強盗殺人の疑いで逮捕し、4日朝、検察庁に送りました。
調べに対し、鈴木容疑者は容疑を認め、林容疑者は否認しているということです。
警察は、2人が金銭目的で事件を起こしたとみて捜査していますが、当時、鈴木容疑者が手がけていた土木建築会社の経営状態が厳しくなっていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警察は、金に困った2人が周囲に金を貸し付けるなどしていた河原さんに目をつけ事件を計画したとみて、詳しい接点やいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB