コンビニ大手のファミリーマートは、営業時間を短縮する「時短営業」を行う際のガイドラインを公表しました。午後11時から午前7時の間に閉店と開店の時間を30分ごとに設定できるようにし、ことし6月から順次、時短営業が始まります。
ガイドラインによりますと、フランチャイズ加盟店は本部と事前に協議したうえで、加盟店の判断で「24時間営業を行わない」ことができるとしています。
時短営業の方法は、毎日時短営業するか、日曜日だけにするかの2つのパターンから選ぶことができ、午後11時から午前7時の間に閉店と開店の時間を30分ごとに設定できるようにします。
これに先立って、およそ600の店舗が参加して行われた時短営業の実験では、6割で利益が減少した一方、4割の店舗は逆に利益が増えました。
会社では利益が増えた店舗では、本来、深夜に行う清掃などの業務を日中の時間帯に行うことで、売り上げの減少以上に人件費を抑えることができたためではないかと分析しています。
会社は加盟店に対して、こうした実験結果やガイドラインの内容の説明を始めていて、ことし6月から順次、時短営業を始められるようにするとしています。
-- NHK NEWS WEB