5日、神奈川県逗子市で道路脇の斜面が崩れ歩道を歩いていた18歳の女子高校生が巻き込まれて死亡した事故で、目撃情報などから女子生徒が前を歩く男性を追い越したあと逃げるまもなく土砂に巻き込まれたとみられることがわかり、警察は土砂が崩れた原因を調べています。
5日、神奈川県逗子市池子で道路脇の斜面が崩れ、逗子市内に住み県立高校に通う18歳の女子高校生が巻き込まれて死亡しました。
女子生徒は当時歩道を1人で歩いていて、捜査関係者によりますと目撃情報などから前を歩く男性を追い越したあと、逃げるまもなく土砂に巻き込まれたとみられるということです。
逗子市によりますと、この斜面では5メートルほどの高さまで補強がしてありましたが、その上の斜面が崩れ落ち、土砂が下を通る歩道を幅およそ10メートルにわたって覆ったということです。
警察は当時の詳しい状況や土砂が崩れた原因を調べています。一方、現場はマンションの土台部分となっている急傾斜地で、崖崩れなどによって災害が起きるおそれがあるとして「土砂災害警戒区域」に指定されています。
逗子市によりますとマンションの管理組合が土地を所有しているということで、市はマンションを管理する会社に現場の安全確保や今後の安全対策の徹底を5日申し入れるとともに、市としても道路の安全対策を検討するということです。
-- NHK NEWS WEB