スマートフォンに「マスクを無料送付」などとメッセージを送り悪質なサイトに誘導するなど、新型コロナウイルスについての関心の高さにつけ込んだサイバー攻撃が相次いでいて、関係機関が注意を呼びかけています。
情報セキュリティー会社の「トレンドマイクロ」によりますと、今月３日からスマートフォンに「新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、マスクを無料送付確認をお願いします」というメッセージが届いたという報告が相次いでいるということです。
メッセージにはクレジットカード情報などを入力させようとする悪質なサイトへのリンクがつけられていて、４日までにすでに600人ほどがアクセスしてしまったということです。
このほか、警察などと連携しセキュリティ対策に取り組む「日本サイバー犯罪対策センター」によりますと、インターネット通販でマスクの在庫があるかのように見せかけて個人情報を盗み取ろうとする偽のショッピングサイトが報告されているということで、実際に、代金を支払ったのに商品が送られてこないなど被害にあったケースもあるということです。
このため日本サイバー犯罪対策センターなどでは新型コロナウイルスに対する利用者の心理につけ込んだ手口だとして心当たりのないメッセージやリンクを開かないことや、通販サイトなどでは文面やＵＲＬに不審な点がないかなど注意するよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB
