6日の東京株式市場、日経平均株価は550円を超える値上がりで、ことし最大の上げ幅となりました。新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響が懸念される中、中国政府がアメリカからの輸入品の関税引き下げを発表したため、買い注文が増えました。
6日の東京株式市場は午後になって中国政府が、アメリカとの貿易交渉の第1段階の合意を受け、アメリカからの輸入品に上乗せしている関税の税率を今月14日から引き下げると発表したため、日経平均株価は一時670円余り値上がりしました。
日経平均株価の終値は、5日より554円3銭高い2万3873円59銭で、ことし最大の上げ幅となりました。
また、東証株価指数=トピックスは35.15上がって1736.98。
1日の出来高は16億5442万株でした。
市場関係者は「新型のコロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響に対する投資家の警戒感は根強いが、きょうは治療薬の開発の動きが伝えられたこともあり、値下がりしていた銘柄をひとまず買い戻す動きが広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB