フリマアプリ大手、メルカリの去年12月までの半年間の決算は、売り上げは過去最高でしたが、事業のもうけを示す営業損益は139億円の赤字でした。アメリカで多額の広告費を投じたことなどが影響しました。
メルカリの去年12月までの半年間の決算は国内のフリマアプリの取り引きが増えたため売り上げは、前の年の同じ時期より38.7%増え過去最高の329億円になりました。
しかし去年2月に始めたスマートフォン決済のメルペイやアメリカのフリマアプリの事業に多額の広告費を投じたことから事業のもうけにあたる営業損益は139億円の赤字でした。赤字の額は、半年間の決算としてはこれまでで最大です。
一方、新型のコロナウイルスの感染拡大で品薄状態になっているマスクがメルカリなどで高値で売買されていることなどが問題になっています。
決算の記者会見で小泉文明会長は、「品薄という社会情勢を鑑みて、多数のマスクを出品するなど、適切な利用を超えるものは商品の削除や注意喚起をしていく」と述べました。
会社では大量のマスクを不自然に売り出している利用者の出品はすでに削除し、適切な取り引きに努めていると説明しています。
-- NHK NEWS WEB