新型のコロナウイルスの感染が拡大していることを受け、スウェーデンの通信機器大手、エリクソンは今月、スペインで開かれる世界最大規模のモバイル関連の展示会への参加を取りやめると発表しました。
スペインのバルセロナでは、今月24日から中国の通信機器大手、ファーウェイなど各国の企業が参加する世界最大規模のモバイル関連の展示会が開かれることになっています。
スウェーデンのエリクソンは7日、声明を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて検討した結果、「たとえリスクが低いとしても従業員や来場者の健康や安全を保証することができない」として、展示会への参加をとりやめることを明らかにしました。
エリクソンのエクホルムCEOは、「残念だが、参加をとりやめることが企業として、最も責任ある決定だと信じている」とコメントしています。
展示会の主催者は期間中、会場内の清掃や消毒を徹底し、参加者に対しては握手を控えるよう求めるなど対策を講じていますが、エリクソンのほか、すでに韓国のLGも参加しないことを決め、影響が広がっています。
-- NHK NEWS WEB