東京のIT企業が、足と靴のサイズを3Dのデータで比較して、インターネット上で靴の履き心地を確認できる、新たなシステムを開発しました。今後、ネット通販の分野での活用が期待されています。
この新たなシステムは、東京・世田谷区のIT関連企業が千葉大学と協力して、おととしから開発を進めてきました。
靴を実際に履かなくても、インターネット上でサイズを確認できるのが特徴で、センサーがついた装置で足の形などを計測したうえで、靴の寸法の3Dデータと比較し、きつかったら赤、緩かったら青と、色で履き心地を確認できます。
ことし夏には、東京都内の百貨店1店舗に装置を貸し出すなどしてサービスを始める予定だということで、来年にはネット通販での試験運用も行う計画です。
開発した企業の廣橋博仁社長は「靴選びをもっと明解に楽しくできるようにと思い、開発しました。将来的にはインターネットやテレビ通販でも使われるような仕組み作りをしていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB