日本航空は、東京とモスクワを結ぶ路線について発着地を羽田空港などそれぞれの町の中心部からアクセスがよい空港に切り替え、利便性の向上を図ることになりました。
日本航空は、ロシア最大の航空会社アエロフロートと提携し、東京ーモスクワ便を羽田空港とモスクワ中心部からのアクセスがいいシェレメチェボ空港との間で来月29日から運航することになりました。
これを記念してモスクワにある日本大使館で10日、レセプションが開かれました。
東京ーモスクワ便は、これまで成田空港とモスクワ郊外の空港を発着していましたが、日本航空の植木義晴会長は「アエロフロートとの提携で利便性が高まる」と述べ、双方の国内ネットワークを活用することで地方都市への円滑な移動が可能になると強調しました。
ロシアから日本を訪れた人は去年、これまでで最も多い12万人に上っていて、ロシアの旅行会社の男性は「観光客にとっても便利になるのでこのことは大きなニュースです」と話していました。
今月から来月にかけては、日本航空と全日空がいずれも成田空港と極東のウラジオストクを結ぶ直行便の運航を始める予定で、日本とロシアの交流の機運はいっそう高まりそうです。
-- NHK NEWS WEB