スマートフォンのシェア最大手のサムスン電子は、カメラの機能を向上させた最新のスマートフォンなどを発表し、スマートフォンの販売が世界的に頭打ちとなる中、各メーカーの競争がいっそう激しくなりそうです。
韓国のサムスン電子は11日、アメリカ西海岸のサンフランシスコで会見し、最新のスマートフォン「ギャラクシーS20」のシリーズを発表しました。
各国での普及が見込まれる次世代の通信規格5Gに対応しているほか、利用者が重視しているカメラの機能を強化し、機種によっては最大で100倍までのズームが可能だということです。
さらに、8Kの画質で動画を撮影することもできるとしています。
3月からアメリカなど各国で発売し、価格は最も安い機種で999ドル、日本円でおよそ11万円になるということです。
このほか、手鏡のように縦に折り畳んで持ち運ぶことができる新型のスマートフォンも発表されました。
「持ち運びに便利な機種がほしい」というニーズに応えたということで、今月からアメリカなどで発売されます。
世界のスマートフォンの市場は、買い替えのサイクルが長くなっていることなどから頭打ちの状態が続いていて、サムスンの新製品の投入によって、各メーカーの競争がいっそう激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB