化学メーカーの「宇部興産」と大手金属メーカーの「三菱マテリアル」は、両社のセメント事業などを統合することで基本合意したと発表しました。
両社の発表によりますと、宇部興産と三菱マテリアルは両社のセメント事業に加え、エネルギー、環境関連事業などを統合することで基本合意しました。両社が50%ずつ出資して作る新会社を2022年4月をめどに設立し、新会社にセメント事業やエネルギーなどの事業を承継させるということです。
両社はすでにセメントの販売や物流機能を統合していますが、国内のセメントの需要が落ち込むなか、完全統合によってコストを削減し、海外での競争力の強化を目指すとしています。
両社は、今後、新会社の経営体制や人員などの詳細について協議を重ね、ことし9月末をめどに最終契約書を締結する予定です。
-- NHK NEWS WEB