12日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が弱まっているのではないかという見方から、先行きへの懸念が和らぎ、ダウ平均株価は値上がりして、4日ぶりに最高値を更新しました。
12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて275ドル8セント高い2万9551ドル42セントで、初めて2万9500ドルを超え、今月6日につけた最高値を4日ぶりに更新しました。
市場では、中国での新型コロナウイルスの新たな感染者数の伸びが鈍化したことから、感染拡大が弱まっているのではないかとの見方が広がり、建設機械やITなど中国との関係の深い銘柄を中心に買い注文が増えました。
またIT関連株の多いナスダックや、S&P500といったほかの株価指数もそれぞれ最高値を更新しています。
市場関係者は「新型コロナウイルスの世界経済への影響は依然見通せないが、中国政府が現地の企業活動の再開を税制面などで支援する方針を打ち出したことも買い注文につながった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB