17日、千葉県横芝光町の金属加工会社の工場で爆発があり、従業員1人が死亡、2人が大けがをした事故で、警察が現場を詳しく調べたところ、従業員が作業をしていたと見られる場所付近の損傷が激しいことがわかりました。この場所では危険物に指定されたアルミニウムの粉末を含むスプレーを使っていたということで、警察は爆発の原因の特定を進めることにしています。
17日、千葉県横芝光町長山台にある金属加工会社、放電精密加工研究所の成田事業所の工場で爆発があり、従業員の茂木隆さん(35)が死亡したほか、従業員の男女2人がやけどなどの大けがをしました。警察と消防は18日午前から現場検証を行い、爆発時の状況などについて詳しく調べています。
警察によりますと、3人は当時、いずれも工場の北側にある「塗装ブース」と呼ばれる付近で作業をしていたと見られていますが、その後の調べで、塗装ブース付近の損傷が激しいことが警察への取材でわかりました。
塗装ブースでは危険物に指定されたアルミニウムの粉末を含むスプレーを使ってトラックの部品などの塗装作業をしていたということで、警察は、塗装ブースを中心にさらに詳しく調べるなどして爆発の原因の特定を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB