世界最大の交流サイトを運営するアメリカのフェイスブックは、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、来月、アメリカ西部サンフランシスコで予定していた営業戦略に関する大規模な会議を中止しました。
現地のメディアによりますと、会議にはフェイスブックの世界各国にある現地法人などから営業を担当する社員ら4000人余りが参加し、サンフランシスコ市内のコンベンションセンターで来月9日から4日間にわたって議論を交わす予定だったということです。
アメリカでは14日までに15人に新型コロナウイルスへの感染が確認されているほか、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の状況を主要なメディアが詳しく伝えていて、警戒が強まっています。
フェイスブックは「従業員の健康と安全が何よりの優先事項だ。コロナウイルスによる公衆衛生上のリスクが高まっているため会議を中止した」とコメントしていて、新型ウイルスの感染の拡大が、アメリカの企業活動にも影響をおよぼし始めています。
-- NHK NEWS WEB