名古屋市の60代の日本人女性が、新型のコロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。女性は14日に感染が確認された60代の男性の妻で、ともに今月7日までハワイに旅行していたことから、名古屋市は夫婦と同じ特急列車と飛行機を利用した人で、症状が出るなどした場合は、窓口に相談するよう呼びかけています。
名古屋市によりますと、市内の60代の女性は今月13日に微熱と頭痛の症状が出て、14日に37度6分となったため医療機関を受診しました。
そして名古屋市衛生研究所で遺伝子検査を行った結果、15日に新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。愛知県で感染が確認されたのはこれで4例目です。
女性は14日に感染が確認された市内の60代の男性の妻で、先月28日から今月7日まで、夫婦でハワイに旅行していたほか、今月13日に男性が救急搬送された際にも付き添って救急車に乗り込むなどしていました。
夫婦は今月7日にハワイから中部空港への直行便で帰国したあと、名鉄の中部国際空港駅を午後8時7分に出発する特急列車「ミュースカイ」の2号車に乗って、名古屋市内まで移動したということです。最寄りの駅から自宅へは徒歩で帰宅したということです。
このため、市は同じ特急を利用した人で症状が出たり不安を感じたりする場合は、市や県が設けた相談窓口に相談するよう呼びかけています。
市は航空会社を通じて、夫婦と同じ便を利用した客にも症状がある場合には、近くの保健所に相談するよう呼びかけることにしています。
-- NHK NEWS WEB