暖冬の影響は、花粉にも及んでいるようです。東京では平年より10日早く本格的に飛び始めるなど、各地で花粉シーズンに入っていて、いつもの年よりも早めの対策が必要です。
民間の気象会社「ウェザーニューズ」によりますと、今月に入って以降、関東から九州にかけての各地で花粉が飛び始め、先週半ばには東京など関東南部や静岡で「本格的」に飛び始めたということです。
東京の本格的な飛散は、平年より10日早く、気象会社では記録的な暖冬の影響だと分析しています。
スギ花粉の飛散のピークは、九州が来月上旬まで、四国から東海が来月中旬まで、関東が来月下旬まで、北陸や東北南部では、今月下旬から来月下旬にかけてと予想されています。
一方、花粉が飛ぶ量については、去年、梅雨が長引いたほか、夏の後半に雨や曇りの日が多かったために雄花の成長が進まず、全国平均で平年の85%程度になると見込んでいます。
ウェザーニューズは「平年よりも早めに対策をするとともに、晴れて暖かい日や風の強い日、雨の翌日は大量の花粉が飛ぶので、特にしっかり対策を取ってほしい」としています。
-- NHK NEWS WEB