寝たきりの状態だった母親に食事を与えず死亡させたとして、30代の娘2人が保護責任者遺棄致死の疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも東京・羽村市の会社員、櫻井庸子容疑者(35)と妹の朋子容疑者(32)です。
警視庁福生警察署の調べによりますと、2人は、3年前の平成26年7月、自宅のマンションで同居していた母親のさよ子さん(当時64)に食事を与えず、低栄養で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いが持たれています。
当時、母親は救急車で病院に運ばれましたが、その日のうちに死亡し、消防から連絡を受けた警視庁が捜査を進めていました。これまでの調べで、母親は寝たきりの状態だったということです。
警視庁によりますと、調べに対し、庸子容疑者は「食事の面倒をきちんと見てあげられなかった」と容疑を認め、朋子容疑者は「気持ちを整理してから話します」と認否を留保しているということです。警視庁は詳しいいきさつをさらに調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB