新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、NHKは国内の主な企業にアンケート調査を行いました。3か月後の国内の景気について尋ねたところ全体の40%近くの企業が悪化の方向を見込んでいることが分かりました。
NHKは、今月7日から14日にかけて、国内の製造業や小売、金融など幅広い業種の主な企業、100社を対象に感染拡大の影響についてアンケート調査を行い、81社から回答を得ました。
3か月後の国内の景気について尋ねたところ、「緩やかに悪化する」と答えた企業は33%、「悪化する」は4%と、全体の40%近くの企業が悪化の方向を見込んでいます。「緩やかに改善する」は7%、「改善する」は2%で、改善より悪化の方向を見込む企業が多いことが分かりました。「横ばい」は19%でした。
感染拡大による業績への影響を聞いたところ、「悪化」と答えた企業は全体の45%と最も多く、「横ばい」が24%、「改善」と答えた企業はありませんでした。
一方、ビジネスが通常に戻るまでどの程度の時間がかかるとみるか尋ねたところ、「半年程度」と答えた企業が28%、「3か月程度」が17%となり、多くの企業が事態の長期化を見込んでいることが分かります。
-- NHK NEWS WEB