島根県浜田市にあるスキー場の運営会社がスキー客の減少や近年の雪不足などの影響で事業の継続が難しくなり、今シーズンは暖冬で1日も営業できないまま、近く自己破産を申請することになりました。スキー場の施設をどうするかについては未定だということです。
自己破産を申請するのは浜田市のスキー場「アサヒテングストンスノーパーク」の運営会社「ユートピア・マウンテンリゾート」です。
会社や弁護士によりますと、このスキー場は平成6年にオープンし当初は年間10万人が訪れていましたが、スキー人気の低迷などを背景に2年前には来場者が6000人にまで落ち込んでいました。
また去年、おととしは雪が少なく人工降雪機の稼働を余儀なくされるなど運営費がかさむ中、今シーズンは暖冬で営業が1日もできず資金繰りの悪化に歯止めがかかりませんでした。
こうしたことから運営会社は事業を停止したもので、近く裁判所に自己破産を申請することにしています。
負債総額はおよそ2000万円に上るということです。スキー場の施設をどうするかなどはまだ決まっていないということです。
-- NHK NEWS WEB