東京 練馬区でタクシーの乗客が料金を払わず運転手にけがをさせて逃走した事件で、警視庁が近くに住む男性を誤って逮捕していたことがわかりました。
警視庁によりますと、去年11月、練馬区で酒に酔ったタクシーの乗客が料金を払わず40代の運転手に軽いけがをさせて逃走しました。周辺の防犯カメラなどの捜査を進めた結果、逃げた男は近くのマンションの1室に向かっていたことがわかり、警視庁は、17日この部屋に住む20代の会社員の男性を逮捕しました。
男性は当日のことについて「よく覚えていない」と話していましたが、その後の調べでこの日に男性の部屋を酒に酔った同僚が訪ねていたことがわかりました。
警視庁が確認したところ、この同僚は「タクシーの無賃乗車をしたかもしれない」と話したということで、逮捕からおよそ2時間半後に男性を釈放して謝罪しました。
警視庁は「今後このような事案がないよう、指導を徹底してまいります」としています。
-- NHK NEWS WEB