千葉県内に住む70代の女性が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに分かりました。女性は発症する前の2週間に海外渡航歴はなく、感染者との明確な接触も確認されていないということです。
千葉県によりますと、新たに感染が確認されたのは千葉県内に住む70代の女性です。
女性は今月14日の夜中に38度8分の熱が出て翌日、医療機関を受診しました。
インフルエンザの検査は陰性で、16日の午前6時ごろ、最寄り駅から電車で羽田空港に移動し、それから3日間、県外で観光バスで移動するツアーに参加していたということです。
ツアー中の18日には県外の医療機関を受診して気管支炎と診断され、その日の午後9時ごろ、羽田空港から電車で移動し帰宅していました。
しかし症状が改善しないため、19日に県内の医療機関を受診し、レントゲン検査を行ったところ肺炎の症状が確認されました。
このため検体を採取してウイルス検査を行ったところ、20日に新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。
女性に持病はありませんが、現在も38度台の熱があり、県内の別の医療機関に入院し治療を受けているということです。
女性は発症前の2週間に海外渡航歴はなく、感染者との明確な接触も確認されていないということです。
女性が参加したツアーには40人ほどが参加し、宿泊先では妹と同じ部屋で過ごしたということです。
千葉県は発症するまでの14日間の行動について確認を進めるほか、旅行会社からツアーに参加した人の名簿の提出を受けて、参加者の健康観察をそれぞれの居住地の自治体に依頼することにしています。
千葉県で感染が確認されたのは中国の武漢からチャーター機で帰国した3人を含めてこれで8人目となります。
-- NHK NEWS WEB