ことし秋のアメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びの第3戦となる西部ネバダ州の党員集会で、アメリカの主要メディアはサンダース上院議員が勝利を確実にしたと伝えました。
ことし11月の大統領選挙に向けて、政権奪還を目指す民主党の候補者選びは、第3戦となる西部ネバダ州の党員集会が日本時間のけさ5時から始まりました。
AP通信によりますと集計率4%で、
▽サンダース上院議員が54.3%、
▽バイデン前副大統領が17.5%、
▽ウォーレン上院議員が10.3%、
▽ブティジェッジ前サウスベンド市長が8.5%、
▽実業家のスタイヤー氏が6.6%などとなっています。
アメリカのABCテレビなど主要メディアは、サンダース氏が勝利を確実にしたと伝えました。
サンダース氏は民主党左派の代表格で、大企業を優遇する税制が格差を拡大させていると批判し、国民皆保険や公立大学の無償化、学生ローンの支払い免除などを公約に掲げて、若者を中心に支持の拡大を図ってきました。
サンダース氏は初戦のアイオワ州で僅差の2位、第2戦のニューハンプシャー州では勝利を収め、全米の世論調査でも支持率トップに立っていて、今回の連勝で8人が名乗りを上げる混戦から抜け出しました。
またネバダ州は、序盤の2州に比べてヒスパニックなど白人以外のマイノリティー層が多いことから、今回、サンダース氏が幅広い層の支持を得ていることを示す結果となりました。
サンダース氏は、今回の勝利で来月3日の全米14州で予備選挙が一斉に行われるスーパーチューズデーに向けて弾みをつけたことになり、最有力候補として躍り出る可能性が高まっています。
-- NHK NEWS WEB