大手ネット銀行や地方銀行で、午前中からインターネットを使った取り引きができなくなるトラブルが相次いでいます。各銀行とも、取り引きデータの管理などで利用している他社のシステムに不具合が生じたのが原因だとみていて、詳しく調べています。
ネット銀行大手の住信SBIネット銀行によりますと、23日午前10時ごろから、ほかの銀行への振り込みや提携先の銀行のATM・現金自動預け払い機での引き出しなど、ほぼすべての取り引きができなくなっています。
また、地方銀行の山形銀行でも、午前中からATMやインターネットでの取り引きができないなどのトラブルが続いています。
それぞれの銀行によりますと、取り引きデータの管理などでいずれも日本IBMのシステムを利用していて、このシステムで電源が切れる不具合が生じたということです。
各銀行とも、この不具合が原因だとみて復旧を進めていますが、取り引きが全面的に再開できるめどは今のところ立っていないということです。
-- NHK NEWS WEB