アメリカのトランプ大統領は支持者を前に行った演説で、日本も調達するアメリカ軍の最新鋭戦闘機の価格の値下げが実現したことを取り上げ、「安倍総理大臣から感謝された」などと述べて自分の実績として誇りました。
トランプ大統領は18日、南部フロリダ州で支持者を前に演説し、その中で、日本の自衛隊も次期主力戦闘機として調達する計画のアメリカ軍の最新鋭戦闘機F35について取り上げました。
F35をめぐってはトランプ大統領が価格が高すぎると批判してメーカーに値下げを働きかける中、1機当たりの基本価格が従来よりもおよそ7%安くなったいきさつがあり、トランプ大統領は「安倍総理大臣が訪米した際、私がコスト削減に取り組んだと感謝された。すばらしいことだ」と述べ、自分の実績として誇りました。
一方で、支持者に向けて「メディアを通さずにあなた方に直接伝えたい」と呼びかけるなど改めてメディア批判を展開しました。
演説では「アメリカを再び偉大にする」などというキャッチフレーズも連呼され、アメリカのメディアは「まるで選挙運動のようだった」と伝えていて、トランプ大統領に対する批判が根強い中、支持を訴える目的だったと受け止められています。
-- NHK NEWS WEB