週明けの24日のアジアの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が経済に及ぼす影響への懸念から各地で売り注文が広がり、とりわけ、感染者が急増している韓国では、3%を超える大幅な値下がりとなっています。
24日のアジア各地の株式市場は、取り引き開始の直後から売り注文が広がる展開となっています。
日本時間の午後2時時点の各地の代表的な株価指数は、先週末の終値と比べて、韓国がおよそ3.1%、ベトナムがおよそ2.6%、フィリピンがおよそ2.5%、それにタイがおよそ2.2%と大幅に下落しているほか、香港がおよそ1.4%、台湾がおよそ1.1%下落しています。
また、オーストラリアもおよそ2.2%と大きく値下がりしています。
市場関係者は、「新型コロナウイルスの感染拡大が続き、各国の経済に及ぼす悪影響への懸念が強まっている。とりわけ、感染者の数が急増している韓国や、すでに観光業が打撃を受けている東南アジアなど中国の近隣国への影響を不安視する投資家が多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB