日本時間の24日夕方、週明けの取り引きが始まったヨーロッパの株式市場では、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への打撃に対する警戒感が一段と強まり、株価は、感染者が増えているイタリアの市場で4%を超える下落となるなど、大幅に値下がりしています。
24日のヨーロッパの株式市場では、世界各地で新型コロナウイルスへの感染が確認された人の数がこの週末に増えたことを受けて、経済への打撃に対する警戒感が一段と強まり、取り引き開始直後から全面安の展開となっています。
先週末の終値と比べた主な市場の株価指数は、日本時間午後8時の時点で、感染者が増えているイタリアのミラノ市場でおよそ4.7%の急激な値下がりとなっています。
また、
▽パリ市場でおよそ3.8%、
▽ドイツのフランクフルト市場でおよそ3.6%、
▽ロンドン市場でおよそ3.5%と、大幅に下落しています。
市場関係者は「週末にイタリアや韓国で感染者が増えたことで投資家の間で経済に与える影響への懸念が強まっている。ヨーロッパには中国市場に依存する企業が多く、これから売り上げへの影響が明らかになってくるため、強い警戒感が続くだろう」と話しています。
-- NHK NEWS WEB