週明け24日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済への影響が深刻になるとの見方が一段と強まり、ダウ平均株価は先週末に比べて一時1000ドル以上下落するなど、大幅に値下がりして取り引きされています。
この日は、韓国やイタリアでの感染拡大で大幅な値下がりを記録したアジア・ヨーロッパ市場の流れを受けて、ニューヨーク株式市場も大きく下落して始まりました。
その後も売り注文が続き、ダウ平均株価は一時、先週末に比べて1000ドルを超える値下がりを記録しました。1000ドル前後の値下がりは、おととし2月以来のことです。
市場関係者は「業種を問わず、ほぼ全面安の相場となっている。新型コロナウイルスの感染拡大への恐れと、企業の生産活動が停滞して世界経済への深刻な影響は避けられないという見方から、先行きに対する不透明感が強まっている」と話しています。
ニューヨーク市場は日本時間の午前6時に取り引きが終了しますが、世界的な株安の連鎖が続いていることから、このあとに続く、連休明けとなる25日の東京市場も大幅な値下がりは避けられないとみられています。
-- NHK NEWS WEB