「兜町の風雲児」と呼ばれ、平成元年に株式投資をめぐる「投資ジャーナル事件」で実刑判決を受けた中江滋樹元会長が今月、東京 葛飾区のアパート火事で死亡したことが警視庁への取材でわかりました。
今月20日、葛飾区南水元のアパートで火事があり、火元の部屋から1人が遺体で見つかりました。
警視庁によりますと、死亡したのは投資顧問会社「投資ジャーナル」の中江滋樹元会長(66)と確認されたということです。
中江元会長はこの部屋に1人で住んでいて、遺体が見つかった付近には、たばこの吸い殻が散乱していたということです。警視庁はたばこの不始末が原因とみて調べています。
中江元会長は昭和50年代に「兜町の風雲児」と呼ばれ、株式投資をめぐって多くの投資家が現金をだまし取られた「投資ジャーナル事件」で平成元年に実刑判決を受け、服役しました。
-- NHK NEWS WEB