25日のヨーロッパの株式市場は新型コロナウイルスへの感染がさらに広がったことで経済への影響に対する警戒感が強まり、主な市場の株価は急激に下落した前日に続いての値下がりとなりました。
前日に大幅な値下がりを記録した25日のヨーロッパの株式市場は取り引き開始直後は、下落した銘柄を買い戻す動きが出ました。
しかし、イタリアなどで新型コロナウイルスの感染者がさらに増えたことを受けて、経済活動への影響に対する警戒感が強まり、株価は下げ幅を拡大していきました。
結局、主な市場の株価指数の終値は前日と比べて、イタリアのミラノ市場でおよそ1.4%値下がりしました。
また、ロンドン市場とパリ市場、ドイツのフランクフルト市場でそれぞれおよそ1.9%下落し、いずれも前日に続いての値下がりとなりました。
市場関係者は「ヨーロッパでも感染の拡大が深刻化しており、人の移動にも影響が出始めたことで金融市場の警戒感は一段と強まっている。投資家がリスクをとれる状況でなく、株価は引き続き値下がりする可能性がある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB