東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感が一段と強まり、株価の値下がりが続いています。日経平均株価はおよそ400円値下がりし一時、4か月半ぶりに2万2000円を下回りました。
27日の東京株式市場は、取り引き開始直後からほぼ全面安の展開となり、日経平均株価は400円以上、値下がりして一時、去年10月以来、およそ4か月半ぶりに2万2000円を下回りました。
日経平均株価、午前の終値は26日の終値より401円14銭安い、2万2025円5銭。東証株価指数 トピックスは30.71、下がって1575.46。午前の出来高は7億7176万株でした。
東京市場は新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を与えるという懸念から、連日、株価の値下がりが続いています。さらにアメリカのカリフォルニア州北部で感染経路が不明な患者が見つかり、事態がおさまらないことに投資家の警戒感が一段と高まっています。
市場関係者は「国内の企業にテレワークの動きが広がっていることや大規模なスポーツや文化イベントの中止や延期が決まったことで、経済活動の停滞を懸念する投資家も多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB