新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、大手企業の間では在宅で勤務をするテレワークに切り替える動きが広がっています。
このうち大手食品メーカーの日清食品ホールディングスは国内の営業部門や管理部門などおよそ3000人の従業員を対象に27日から原則として在宅で勤務するテレワークに切り替えました。
工場などで勤務する従業員は対象外で、商品の生産や供給に影響はないとしています。
期間は来月11日までで、出社が必要な場合にはラッシュを避ける時差出勤をするなどの対応を取るということです。
また飲食店情報サイトを手がける「ぐるなび」は27日から当面の間、国内のすべての従業員およそ1600人を対象に、原則として在宅でのテレワークに切り替えるほか、出社が必要な場合は時差通勤を行うとしています。
さらに自社で主催する飲食店向けのセミナーなどは当面は原則として禁止するとしています。
政府は26日、経済界と連合のトップに時差通勤やテレワークを積極的に行うよう直接要請する異例の対応を取りましたが、これを踏まえて大手企業の間ではテレワークや時差通勤に取り組む動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB