「三菱UFJ銀行」は、名古屋市内で26日、新型コロナウイルスへの感染が確認されたうちの1人が、愛知県江南市の支店に勤務する行員であることを明らかにしました。支店では職場で濃厚接触した可能性のあるおよそ10人を自宅待機にするとともに店内の消毒を行ったうえで、通常どおり営業しています。
感染が明らかになったのは、愛知県江南市にある「三菱UFJ銀行江南支店」に勤務する男性行員で、銀行によりますと、26日名古屋市内で感染が確認された5人のうちの1人だということです。
この行員は25日、発熱の症状が出たため医療機関を受診し、26日夜、検査の結果、感染が確認され、容体は安定しているということです。
行員は、25日まで勤務していて、銀行ではこの行員が接触した可能性のある顧客を調べるとともに、職場で濃厚接触した可能性のあるおよそ10人を2週間の自宅待機にするとしています。
支店では店内の消毒を行ったうえで、27日朝から通常どおり営業し、開店後は入り口に行員が立って、来店した客に状況を説明していました。
銀行を訪れた会社員の男性は「驚きましたが、消毒もしたとのことだったので安全かなと思いふだんどおりに使いました」と話していました。
また主婦の女性は「お金を下ろしに来ましたが、説明を聞いて、小さな子どもを抱えていることもあり、不安なので引き返しました。日を改めて別の店に行きます」と話していました。
-- NHK NEWS WEB