新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大手デパートの高島屋は、28日から来月17日まで、東京の新宿店や大阪店など9つの店舗の営業時間を最大で2時間短縮すると発表しました。
営業時間を短縮するのは、高島屋が全国で展開するデパートやショッピングセンター19店舗のうち新宿店、横浜店、大阪店、京都店、玉川高島屋ショッピングセンターなど9つの店舗です。
これらの店舗では28日から来月17日までの19日間で30分から最大で2時間、営業時間を短縮します。東京の高島屋日本橋店は通常どおり営業を続けるとしています。
会社では営業時間の短縮で、店頭で接客する従業員には有給休暇の取得を促し、本社などに勤務するおよそ1000人の従業員は原則として在宅勤務に切り替えるとしています。
高島屋は「従業員への対策を徹底することで客の感染リスクも減らすことができると判断した。今後については状況を見極めて判断したい」と話しています。
新型コロナウイルスの感染拡大で大手デパートが営業時間の短縮を決めたのは初めてで、小売業でこうした動きが広がることも予想されます。
-- NHK NEWS WEB