新型コロナウイルスの感染拡大を背景に政府が全国すべての小中学校や高校などに来月2日から臨時休校とするよう要請したことを受けて、日立製作所は、子どもが小中学校などに通う社員およそ1万人を対象に来月中、在宅勤務を認めることを決めました。
発表によりますと、日立製作所は子どもが小中学校と高校、それに特別支援学校に通っている国内の社員を対象に、来月中、在宅勤務を認めることを決めました。
3万5000人の社員のうち、およそ1万人が対象になるということです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、会社はすでに可能な範囲で在宅勤務やラッシュを避ける時差出勤を行うよう社員に呼びかけています。
一方、今回の臨時休校の要請では、共働きの家庭などで対応が難しくなるといった声もあることから、一段と踏み込んだ措置を取ることにしました。
このほか日立製作所は、ことし4月1日におよそ800人が出席して行う予定だった入社式を中止することや、採用活動についても通常の面接を取りやめ、インターネットを使ったウェブ面接に切り替える方針を決めました。
-- NHK NEWS WEB