オフィス用品の通販大手「アスクル」の埼玉県三芳町にある物流倉庫で起きた火災は、出火から4日がたちました。20日朝から消防隊員が倉庫の中に入って調査を進めていますが、倉庫内ではところどころで白煙が上がっているのが確認され、消防は、安全を確認しながら慎重に消火活動を続けています。
埼玉県三芳町上富にあるオフィス用品の通販大手「アスクル」の3階建ての物流倉庫で起きた火災は、今月16日の出火から4日がたちました。
消防によりますと、延べ床面積およそ7万2000平方メートルのうち、これまでに東京ドームとほぼ同じ広さの4万5000平方メートルが焼けたということです。
消防によりますと、19日までの消火作業で、煙は弱まってきたため、20日朝からは消防隊員が倉庫の中に入って、本格的に調査を行っているということです。
その結果、倉庫内では、火は上がっていませんでしたが、2階と3階のところどころで白煙が上がっているのが確認されたということです。
倉庫内は煙が充満しているため、消防隊員は空気を吸引できる特殊な機材を持ち込んで消火作業にあたっていますが、長時間の活動が出来ない状態だということです。消防は、安全を確認しながら慎重に消火活動を続けています。
この火災で、埼玉県三芳町は避難勧告の対象世帯を3世帯7人から6世帯16人に修正しました。
-- NHK NEWS WEB