北海道が新型コロナウイルスの感染が広がっているとして「緊急事態宣言」を出したことを受けて、ロシア極東のサハリン州は北海道との間の渡航を制限するようロシア政府に要請すると発表しました。
ロシア極東のサハリン州政府は29日、北海道が「緊急事態宣言」を表明したことを受けて臨時の対策会議を開き、3月5日から北海道との行き来を制限するようロシア政府に要請することを決めたということです。
具体的には現在、サハリンのユジノサハリンスク空港と北海道の新千歳空港を結ぶロシアの航空会社が運航する定期便を、必要な時のみに臨時便を運航するよう移動の制限を求めるということです。
会議ではサハリン州政府が、北海道からサハリンに到着したすべての人を対象に、発熱がないかどうかなどの検査を行ったうえで、14日間の隔離措置を取ることを決めました。
ロシアでは今のところ、日本への渡航を制限していません。
-- NHK NEWS WEB