東京の観光名所の一つ、東京スカイツリーは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため1日から臨時休業していて、知らずに訪れた観光客からは残念がる声も聞かれました。
一日当たりおよそ1万2000人の観光客が訪れるという東京屈指の観光名所、墨田区の東京スカイツリー。
運営会社は29日、ホームページなどで臨時休業することを公表していましたが、中には知らずに訪れた観光客もいて、チケット売り場の前ではスタッフが休業を知らせる看板を持って立ち、訪れた人たちに声をかけていました。
大阪から卒業旅行で来ていた20歳の専門学校生は「学校の卒業式は中止になり、せめて卒業旅行は楽しもうと思って東京スカイツリーに来たのに、のぼれないことを知って驚いたし残念です」と話していました。
カナダから訪れた男性は「のぼろうと思っていたのに休業だと知ってとても悲しかった」と話していました。
東京スカイツリーの運営会社「東武タワースカイツリー」の大和雅幸さんは「感染拡大のためにきょうから休業となっていますが、再開したらぜひまた来ていただきたい」と話していました。
運営会社によりますと、営業再開は今月16日の予定ですが、状況によって変更の可能性があるため、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいとしています。
-- NHK NEWS WEB