新型コロナウイルスをめぐり、2日から多くの学校で臨時休校が始まる中、厚生労働省は臨時休校に伴って仕事を休む保護者への支援策として、賃金を支払った事業主には最大で3分の2程度を補填(ほてん)する新たな助成金を創設することにしています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2日から多くの学校で臨時休校が始まる中、安倍総理大臣は1日、政府の対策本部で、仕事を休まざるを得なくなった保護者に経済的な支援を行う考えを示しました。
これを受けて、厚生労働省は臨時休校を理由に仕事を休んだ保護者に賃金を支払った事業主に対し、その補填をする助成金を創設する方向で調整しています。
非正規雇用も対象で、助成率は大企業は賃金の2分の1、中小企業は3分の2程度となる見込みで、今後、詳細を詰めることにしています。
一方、加藤厚生労働大臣は1日夜、記者会見で、集団感染を防ぐための注意点を発表しました。
この中では、クラスターと呼ばれる感染者の集団が新たなクラスターを生み出すのを防止することが重要だとしています。
そしてスポーツジムや屋形船、ビュッフェスタイルの会食などで1人の感染者が複数に感染させた事例が報告されているとして、「換気が悪く、人が密に集まって過ごす空間」に集団で集まるのを避けるよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB