先週、株価が記録的な下落となった東京株式市場、週明けの2日も売り注文が多く、日経平均株価は一時300円以上値下がりしました。新型コロナウイルスに感染した人の死亡がアメリカで確認されるなど、世界的な感染拡大への警戒感が一段と強まっているためです。
2日の東京株式市場は、取り引き開始直後から売り注文が多く、一時、先週末より300円以上値下がりしました。
東京株式市場は先週、値下がり幅が2000円を超えるなど記録的な下落となりました。
その後も新型コロナウイルスに感染した人の死亡がアメリカで確認されるなど、感染拡大に対する投資家の警戒感は今週に入って一段と強まっています。
市場関係者は「先月29日に発表された中国の製造業の景況感を示す経済指標が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅に悪化し、リーマンショック直後の数値をさらに下回ったことも売り注文の材料となっている。世界経済に深刻な影響が及ぶという懸念が根強い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB