2日の東京外国為替市場は、円高ドル安が進み、円相場は先週末と比べて1円前後、値上がりしています。新型コロナウイルスの感染がアメリカで拡大していることを受けてドルを売る動きが出ています。
円相場は2日の明け方一時、1ドル=107円ちょうどまで上昇し、去年10月以来の円高水準になりました。
市場関係者は「日銀の黒田総裁が異例の談話を出したことを受け、株式市場で株価が値上がりに転じ、ドルを売って円を買う動きもいくぶんおさまった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響を懸念して、投資家の慎重な姿勢はかわらない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB