週明けの2日の東京株式市場は、値下がりで取り引きが始まりましたが、日銀の黒田総裁が市場に潤沢に資金を供給するなどとした異例の談話を出したことを受けて買い戻しの動きが広がり、200円以上の値上がりに転じています。
日経平均株価、午前の終値は先週末より234円91銭、高い2万1377円87銭。
東証株価指数トピックスは、16.74、上がって、1527.61。
午前の出来高は、9億8326万株でした。
東京株式市場は先週、値下がり幅が2000円を超えるなど記録的な下落となりました。
2日も取り引き開始直後は新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感から一時300円以上値下がりしました。
その後、午前10時前に日銀の黒田総裁が市場に潤沢に資金を供給するなどとした異例の談話を出したことを受けて買い戻しの動きが広がり、200円以上の値上がりとなっています。
市場関係者は「市場では金融市場の下支えのため日銀がどのような具体的な対応を打ち出すのか注目されている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感も強く先行きは依然として不透明だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB