新型コロナウイルスの検査をめぐり、加藤厚生労働大臣は、民間企業などを活用することで、今月10日までには全国で1日当たり4600件程度の検査能力を確保できるようになるという見通しを示しました。
ウイルス検査をめぐっては、医師が必要と判断したにもかかわらず、保健所に断られるなどして検査が受けられないケースが出ていて、体制拡充が課題となっています。
加藤厚生労働大臣は、参議院予算委員会で、民間企業と医療機関、大学での検査について、現在は1日当たり1250件の検査能力があり、今月10日までに、さらに600件増やして1845件とすることができると説明しました。
そのうえで、国立感染症研究所と検疫所地方衛生研究所を合わせると、全国で1日当たり4600件程度の検査能力を確保できるようになるという見通しを示しました。
加藤大臣は「これまで活用できていない民間の力を拡大することで、医師が必要と判断したら検査につながる環境づくりをしたい。今週中に保険適用することで1つの契機になる」と述べました。
-- NHK NEWS WEB