週明けの2日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が広がる中、日銀の黒田総裁が市場に潤沢に資金を供給するなどとした異例の談話を出したことなどを受けて買い注文が増え、日経平均株価の終値は先月20日以来、6営業日ぶりに値上がりしました。
東京株式市場は先週、値下がり幅が2000円を超える記録的な下落となりました。
2日も取り引き開始直後から売り注文が広がり、株価は一時300円を超える値下がりとなりました。
その後、日銀の黒田総裁が市場に潤沢に資金を供給するなどとした異例の談話を出したことを受けて買い戻しの動きが広がり、午後に入って一時、400円を超える値上がりとなるなど、1日の値動きの幅が750円を超える荒い展開となりました。
日経平均株価、2日の終値は先週末より201円12銭高い2万1344円8銭で、先月20日以来、6営業日ぶりに値上がりしました。
東証株価指数=トピックスは、15ポイント上がって、1525.87でした。
1日の出来高は、20億3515万株でした。
市場関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大への懸念は、引き続き株価の重しとなっている。経済への影響は見通せず、先行きは依然として不透明だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB