札幌市は、市内に住む30代と60代の会社員の女性2人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。道内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、これで79人となりました。
札幌市によりますと、3日新たに感染が確認されたのはいずれも札幌市内に住む会社員で、30代と60代の女性の2人です。2人はいずれも海外渡航歴はなく、今は市内の2つの医療機関にそれぞれ入院していますが、症状は軽いということです。
このうち30代の女性は、先月29日に発熱や頭痛、せきなどの症状が出て、今月2日に市内の医療機関を受診し、検査の結果、感染が確認されました。
また60代の女性は、先月27日と28日に呼吸が苦しくなったことなどから市内の同じ医療機関を2度受診し、別の医療機関を紹介されて検査を行ったところ、感染が確認されました。
2人は先月29日に感染が確認された20代の会社員の女性の濃厚接触者で、札幌市では、仕事上のつきあいがあった可能性もあるとみて調べています。
道内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、これで79人となりました。
札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は「3人が一緒にいた時間がどれくらいなのかや感染の広がりがどのくらいあるのかを調べていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB