第4の携帯電話会社として来月から本格サービスを始める楽天は、月々2980円という料金プランを発表しました。大手3社の料金にも影響を及ぼすとして関心を集めてきただけに、どこまで利用者の獲得につながるか、注目されます。
楽天の三木谷浩史社長は3日、新型コロナウイルス対策として通常の記者会見でなくネット配信で発表会を開き、去年10月に参入した携帯電話事業の本格サービスを来月8日から始めると明らかにしました。
料金プランは1種類のみで、月々2980円。300万人を対象に1年間は料金を無料にするということです。
今回のプランでは、東京23区や大阪、名古屋など、自前の回線を整備したエリアではデータ通信量の制限なく使える一方、自前の回線がまだ整備できておらず、提携先のKDDIの回線を利用するエリアではデータ容量の上限が2ギガバイトで、これを上回ると通信速度が制限されます。
発表会で三木谷社長は「革新的で衝撃的な価格を実現した」と述べて、料金の低さをアピールしました。
今回の料金プランは大手3社の料金にも影響を及ぼすとして関心を集めてきました。
大手3社の大容量プランは月々6000円台から7000円台となっていて、楽天の料金は大幅に低く設定されています。
一方で、楽天の回線以外では2ギガの上限が設けられたことで、どこまで利用者の獲得につながるか、注目されます。
-- NHK NEWS WEB