愛媛県は、松山市に住む30代の会社員の女性が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。愛媛県では2人目です。
これは愛媛県の中村知事と松山市の野志市長が、4日午後3時からの記者会見で明らかにしました。
新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、松山市に住む30代の会社員の女性で、野志市長によりますと、発熱やせきの症状はあるものの病状は安定していて、4日中に感染症指定病院に入院する見通しだということです。
感染経緯については不明としています。
また、愛媛県によりますと、女性は先月25日に頭痛があり、夜に37度の発熱がありました。26日には全身のけん怠感があり松山市内の医療機関を受診し、夜に37度5分の発熱があったため、市内の別の医療機関を受診しました。
そして28日には最初に受診した医療機関を再び受診し、今月2日には市内の3か所目の医療機関を受診して医師が「帰国者・接触者相談センター」に相談しました。
その結果、専門外来がある4つ目の医療機関、「帰国者・接触者外来」を受診して検体を接種後、自宅で待機していたということです。県の衛生環境研究所で感染を調べるPCR検査を行った結果、4日、陽性と確認されたということです。
先月25日以前の女性の行動は、11日から14日と17日から21日まで、それに25日はマイカーで職場へ通勤し、15日と16日、22日から24日は休日で自宅で過ごしていました。26日は、職場へ出勤しましたが、午後早退し、以降は出勤していません。家庭や職場以外での濃厚接触はないとしています。
感染が確認された女性の家族1人と職場の同僚およそ10人に症状はなく、県は4日中にウイルスの検査をはじめることにしています。
また、県内で初めての感染確認となった愛南町の40代女性との接点はないということです。
-- NHK NEWS WEB