4日の東京外国為替市場、円相場はアメリカのFRBの緊急利下げを受けて1ドル=107円台前半まで円高が進んでいます。
外国為替市場では新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の動揺を抑えるため、アメリカのFRBが3日、緊急の利下げを決めたことでアメリカの金利が下がり、アメリカの債券を運用していた投資家などの間でドルを売る動きが出て、朝方に一時、およそ5か月ぶりとなる1ドル=106円台後半まで円高が進みました。
市場関係者は「アメリカのFRBが緊急で利下げしたものの、ニューヨーク株式市場で株価が値下がりするなど新型コロナウイルスに対する投資家のリスク回避の姿勢は強まっている。アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びのヤマ場となるスーパーチューズデーの開票結果を見極めたいという投資家が多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB