あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」の技術を使い、トイレの空き状況などをスマートフォンで確認できるサービスを大手通信会社が始めることになりました。
このサービスは大手通信会社のKDDIが始めます。
来月から提供されるサービスでは、トイレの扉に設置されたセンサーで個室が空いているのかをスマホやパソコンから確認できるほか、滞在時間が長くなると管理者にメールで知らせる機能もあり、トイレ内での長時間の休憩を防ぐこともできます。
また、専用のバルブをつけることでトイレの滞在時間に応じて水量を調整し節水効果も期待できるということです。
この会社のビジネスIoT企画部長、原田圭悟さんは「お昼すぎからオフィスのトイレがふさがって、行こうと思ってもままならず、業務を妨げるという声も多い。時間を有効に使えてオフィスの効率化につながると思う」と話していました。
IoTの技術で空いているトイレを知らせるサービスは、大手電機メーカー、富士通や大手商社、伊藤忠のそれぞれ子会社が始めていて、この会社でもオフィスビルや商業施設などでの利用を見込んでいるということです。
-- NHK NEWS WEB