新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が深刻になっていることから、仙台市に本社がある生活用品メーカーのアイリスオーヤマは国の求めに応じてマスク100万枚を売り渡し、4日から感染者が相次ぐ北海道へ出荷を始めました。
政府は3日、業界団体を通じてメーカーなどにマスクを売り渡すよう法律に基づく指示を出し、アイリスオーヤマは合わせて100万枚のマスクを国に売り渡すことを決めました。
4日は宮城県角田市にある物流拠点からマスクが入った段ボール箱が次々と出荷されていました。
出荷されたマスクは直接、北海道に運ばれ、感染が広がっている自治体の住民に配られるということです。
この会社では、中国の大連市と蘇州市にある自社工場でマスクを24時間体制で生産していて、通常に比べて5倍の量を出荷しているということです。
アイリスオーヤマの広報室の岡村響介サブリーダーは「会社としてできるだけの量を集めて出荷している。特に需要が高まっている北海道で有効に活用してほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB