京都市は、新たに市内に住む50代の男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
新たに感染が確認されたのは大阪市内の事業所に勤務し、京都市内に住む50代の男性です。
男性は、先月28日にけん怠感で仕事を休んだあと38度の熱が出て、翌日、京都市内の医療機関を受診しました。
その後も発熱やせきなどの症状が続き、3日、別の医療機関に入院して検査したところ、肺炎の症状がみられ、4日夕方、新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。
男性に中国への渡航歴はなく、国内で感染した人との接触も確認されていないことから、どこで感染したかはまだ分からないということです。男性は、妻と高校生の娘の3人暮らしで、今のところ、家族に発熱などの症状はみられないということです。
京都府内で感染が確認されたのはこれで5人になりました。
また、京都市は4日朝、感染が確認された派遣社員の50代の女性について、介護用品を販売している京都市下京区の「豊通オールライフ京都支店」で勤務していたと発表しました。
女性は発熱したあとの先月25日から28日まで、この支店で勤務していたということで、会社では、社内の消毒作業を行うとともに、ほかの従業員の健康状態について経過観察することにしています。
-- NHK NEWS WEB